外壁の腐食で軽度なものの代表例が見た目があまりよくないコケや藻の繁殖。湿気が多いと繁殖しやすくなります。外壁の腐食の重度な事例は、壁材の内部に水が浸入したことで内部から腐食するケース。とりわけ、海沿いの地域では潮風によって引き起こされることがあるようです。大切な家のためにも、しっかりと塩害対策をしておきましょう。
引用元:シマテック公式サイト
(http://www.simatech.jp/contents/category/repainting/)
外壁面にコケや藻が繁殖して汚れて見えるケース。主に日当たりや風通しの悪い場所に生じることが多いのが特徴。コケや藻が広がると見た目だけでなく健康的にもよくありません。また、外壁が劣化することもあります。コケや藻を除去するには、これらを分解するバイオ洗浄剤を含んだ高圧洗浄機で流すこと。その後、繁殖しにくくするために、外壁に塗装を施します。
引用サイト:みすず公式サイト
(http://www.nurisen.jp/works/pg230.html)
軒天の端に変色した部分が見られるケースです。ケラバ(妻)や破風板などの劣化により雨水が軒下内部に浸入。軒天が腐食して起こります。この場合、軒天の板の交換が必要。雨水が浸入した部分についても、被害が少ない場合は塗装、被害が大きい場合は交換が必要です。
腐食が生じやすい部分のひとつがベランダの床板です。FRPといった樹脂素材を使った防水工事を行っても、経年劣化すれば、塗料の塗膜がはがれて内部に水が浸入。腐食が進むことでベランダ床材の耐久力が落ちるようです。放置しておくと、場合によっては崩れ落ちる危険がありますので、定期的にメンテナンスすると良いでしょう。
コケや藻のように外壁や屋根表面の腐食であっても、それを放置することで外壁材や屋根材の腐食を進め、劣化をもたらします。また、壁材などの内部に水が浸入している場合は、そのまま放置すると内部構造の腐食が進行。建物全体の耐久性や強度に大きな影響を与えます。軒下には電気コードがある場合が多いため、軒下の腐食は、雨水による漏電と火災の危険性も高めます。大切な住まいを守るためにも、外壁塗装をはじめとしたメンテナンスを定期的に実施しましょう。